凡人数学徒の徒然

私の身の回りに起きたこと、数学の話題などをポロポロと

あっという間に。

新しい大学に着任してあっという間に半年が過ぎた。仕事がありすぎることもないので研究も、それなりに進ませる事ができつつ過ごしてる。今とても充実していて、なんか数学者として少しずつではあるが、自己を確立しつつある気がする。これを続けていく人生なんだと何となく思えるようになって来ている。博士課程では論文を書き続ける事ができるか不安で仕方ないという感じだったが、今はこういう仕事をしたいという気持ちに変わって来ていて、論文はそのための手段でしかなくなって来ている。

 

少し歳をとったなと感じる。後輩との距離が少し遠く感じるようになった。たぶん教員として多くのものを知ったからだと思う。考え方は少なからず影響を受けている。けどそれは決して悪い事ではなく、数学で無難を求めるのではなく更に先までやってこそ意味があるというところまで求めて数学をしている。結果が欲しい学生から、良い結果が欲しい若手にステップアップした感じである。何かこの数学という世界で貢献できる事が自分にできると良いなと思う日々である。