凡人数学徒の徒然

私の身の回りに起きたこと、数学の話題などをポロポロと

今週の徒然(10)

最近論文を投稿すべく、遂行しているのですが、英語を考えるのが大変だということを学ぶ日々です。定義でこれを~と言う、という表現の1つとして、we call A  Bという表現をよく使うのですけど、すべてこの表現になってしまっていて、疲れてしまうのでwe denote A Bなどを使ったりするのですけど、表現には限りがあるので難しいです。あと、書き始めのときは~を考えるということを英語でwe thinkと書いていたのですが、これ、あまり使わないのですよね、実は。よく使うのは we considerですね。僕はこの表現にかなり頼ってしまっていて、証明のあらゆるところでwe consirde~が出てきてしまっています。論文を読めばこれらの表現を学べるのですが、数学に集中しているときは英語なんて気にしていないのでこれからは少しは気にして読もうかと思います。

 

最近、博士課程に進学するのを悩む人が多いだとかいうことをtwitterを眺めていると目に入ることが多くなっています。ここから少々僕の愚痴というか、激しい意見が見受けられるかもしれませんが悪しからず。

よくtwitterだと博士課程のネガキャンをしている人がいます。特に博士課程学生の方に多いです。こんな状況でも頑張って研究している俺偉くね?とでも言いたいかのような投稿をして、博士はこんなブラックなんだぜみたいな投稿をしている人をたまに見ます。こう言うネガティブキャンペーンしている人はとっとと博士やめていただきたい。そんな人にアカデミックに残って欲しくないです。そんな人が教授になって将来有望な学生を教える立場に立って欲しくないですね(ひねくれ)。僕は教員免許などを取ってもし研究者になれなかったら教師になろうかと思っています。このようにあらゆること想定してやるのが研究ですよ。

また、博士課程にいく人なんてのはその学問が好きでいくはずです。博士という肩書が欲しくていく場所ではありません。肩書きが欲しくて行こうとしている人は今すぐに諦めて修士で卒業することをお勧めします。

僕が博士課程にいくことをお勧めするかもしれない人の必要条件を書きましょう

  • その学問を極めて、研究で論文を書きたい。
  • 勉強ももちろん好きだが、研究が好き。
  • 優先順位でその学問が人間関係(家族など)の次に来る。
  • お金をどうにか出来る。

まあこんなところでしょうかね。正直多くの人が最後のお金で悩む人が多いのかと思います。これは正直厳しい意見なのかもしれませんが、貧乏人に博士課程は無理です。よく、何で博士課程に給料が出ないんだという意見を見ますが、確かに海外であればそういう場合もありますが、ここは日本であって、さらに、博士課程では仕事ではなく、自分の業績を積むだけですよね、ましてや授業もしない。こんな人に月何十万なんてあげたい人いますかね笑

学振というものがあるのですがああいうのがあるだけでも十分恵まれているかと思います。学問しているのが偉いのは高校生までですよ。

これは医者の息子は医者になるのと同じような原理です。本当に貧乏であっても奨学金を借りれるなどの優秀な人は行けますが、それ以外でなければお勧めしません。社会人になってから大学に戻ってくるという人もいます。いずれにせよお金は重要なファクターではあります。日常でお金のことばかり気にしていると落ち着いて研究もできないです。そもそも修士まで行けているだけでも恵まれているのですよ。本当に僕は恵まれていると感じますよ。

 

以上厳しいことを言っていますが、夢を諦めて欲しくないと言う気持ちの方が強いのですよ。けれど、他人の人生って容易く左右できないですよね。簡単に一言で行きたきゃいけなんて言ってその気になっていったらうまく行かなかったなんて言ったら僕も困りますし、本人も困りますからね。ただ人生って一度きりなんですよね、本当人生って感じです。